企業の売り上げを上げるカラーコーディネート戦略「競合との差別化戦略の事例」
カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
昨日は色彩検定2級合格講座を開催しました(^^)
こちらの写真は、プロダクトデザイン(量産される商品のデザイン)の色彩のレクチャーをしているところ。
こちらは一緒に検定講座を担当してくださっている谷口明美先生が、ビジュアルデザインの色彩、広告の配色の解説をしてくれているところ。
最近、「カラー戦略」という言葉にご興味を持ちいただくので、昨日講座で話した内容をシェアします。
カラーを戦略的に使うとは、アーティストの色彩表現とは違います。ユーザーに購入してもらい、利益を得ることが目的なので、作り手の「好きな色」でつくっても売れません。
そこには必ずマーケティング戦略があり、「商品の中身をより価値あるものとして伝える色」「ターゲットユーザーの好みと合致する色」「流行に乗った共感を生む色」など、商品コンセプトや時代の流れを踏まえたカラーコーディネートが必要です。
商品にはライフサイクルがあり、導入期、成長期には、その商品の性能勝負になります。例えば、スマホやパソコンに新しい機能がついたら欲しくなるとか。
ただ、成熟期になり、性能に差がなくなると…価格競争になります。同じ性能で安ければ、消費者がそっちを求めるのは自然の流れですよね?
その価格競争を食い止める、性能ではない差別化の手段が「カラーとデザイン」なんです。
少し古い話ですが、わかりやすい事例を挙げると。
スケルトンカラーのカラフルなMacが発売されて、爆発的に女性ユーザーを増やしたのも、このカラー&デザインでの差別化戦略の成功例。
パソコンの性能で差別化したのではなく「オシャレで目新しいカラー&デザイン」が購買につながった要因。
しかも、このスケルトンカラーのMacのおかげで、文房具やインテリア製品までスケルトンが流行り、POPなカラーの流行現象まで引き起こしたのですから、かなり大きな影響力ですよね。
こちらの「車椅子」の写真も見てみてください。
私はこの写真を見たときに、車椅子のイメージが180度変わりました。
カラーとデザインの力で、「移動するための道具」ではなく、「使うのが楽しくなるお気に入りアイテム」に変わってしまう。
こうなると、購入の判断基準は性能でも価格でもなくなってしまいます。値段が高くても欲しい人は買いますよね。
あなたの商品は、そしてあなた自身は、カラー戦略していますか?
他の人と差別化するために、あなたのブランドイメージを価値あるものとして伝えるために、そしてお客様に覚えてもらうために。
目から入る情報の中で80%も影響力がある色を使わない手はないと思いませんか?
そんなカラー戦略を提案できる人を増やしていきたいと思って、カラーの活動をしています。
そのカラーのスキルの一番の基本になる内容が、色彩検定なんです。この基礎をしっかり自分のものにすれば、大抵のカラープランニングはできますよ(^^)
ですので、ぜひ検定合格目指して、あと2週間、がんばってくださいね!
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