楽しくわかりやすいカラーの教え方の秘訣とは?【配色完全習得&配色の教え方の秘訣講座】開催報告!
カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
先日、カラーリストさん限定!【配色完全習得&教え方の秘訣講座】を開催しました☆
2日間でしたが、たくさんの色に囲まれて、楽しい講座になりました!
こちらは配色作品の事例を見て、アイデアをふくらませているところ~
ちょっと真剣に!色彩検定の過去問のチェックをしています~
「色彩検定が独学だったので、教えるにあたってもう一度学び直したい」
「配色を理論的に教えたい」
「オリジナルの配色講座を開催したい」
というご要望が多く、今回の講座を開催しました^^
色彩検定3・2級の配色の総復習と教え方のコツをお伝えしながら、主に取り組んでいただいたのは
*色の効果効能を体感できる色彩ワーク
*生徒さんにわかりやすく楽しく教えるための教材づくり
でした。
*テキストをそのまま読んで教えるなら、独学と一緒。カラーリストが教える意味がない
*なんとなくの感覚で教えてしまうと、色選びのルールがないのでお客様や生徒さんが自分で色を選べない
なので、センスのいい配色のコツを理論的に説明しながらも、「難しく感じさせずわかりやすい、むしろ学ぶほど楽しい♪」と感じさせるには、配色の演習や配色事例、ビジュアル資料が必須なんですよね。
例えば、「グラデーション配色」を教えるときに、テキスト通りに、
色を規則的、段階的に変化させたリズミカルな配色
と、ただ伝えても、ふーん、という感じですが。
いわゆる、「ぼかし」の配色。色が徐々に移り変わる配色。例えば、日常見られるもので言うと。
虹の色。朝焼けの色。海の色などを実際にビジュアルで見せて…
目で見てもらうと一目瞭然。グラデーションのイメージが一発で伝わります。
そしてさらに、ファッションだったらグラデーションはどんな事例があるか?
インテリアだったら?
フラワーアレンジだったら?
ブライダルだったら?
など、さまざまな分野ごとの事例のビジュアルも用意するとGOODです。
これができると「色彩検定のテキストから抜け出して、きちんと日常でどう使えばよいか?」の想像がつくようになります。この「机上の理論をいかに日常に結びつけて伝えられるか」がカラーリスト・カラー講師の大事な役割です。
決して「テキストの棒読み」の授業はしないでくださいね。教えているあなたならではの、事例や、言葉の表現や、体験談があるからこそ、生徒さんの理解が進み、楽しく学べるのですから!
今回の講座でも、参加者さんがいろいろなビジュアルをつくってくださいました^^個性が出て面白かったです♪
ちょうど、アシスタントしてくださった明美先生のストールがグラデーションだったので、配色分析までしてしまいました^^いい教材をありがとうございます☆
そうそう、授業で「どんなビジュアルを見せるか?」も大事なので、ここのポイントも講座でお伝えしました。
最初に見せるビジュアルが「わかりにくい」ものだったら、逆効果だからです。
「そんなの選ぶのは簡単!」と思うかもしれませんが、意外に「ズバリの配色」を選べていなくて、見せた人が「う~ん。。」と思うものを選んでしまっていることもあります。
かつて、私がそうでした。「ナチュラルハーモニーとコンプレックスハーモニー」の事例を、実際にカルチャースクールの生徒さんに見せたところ。「う~~ん??」という表情に。あわててひっこめました(^^;)
後で、先輩講師に聞いたら「あなた、それはわかりづらいわよ~!」とバッサリ(泣)
まだ20代の駆け出しの頃でしたから、配色の理解が浅かったのかもしれません。そのときに思ったのは、講師って、自分が試験に受かるための勉強をするのと違うんだって。
もっと深く理解して、「間違いなくその配色というのはこう!」という王道を見せたり伝えたりできないとダメなんだって。
そこから、より一層、勉強しましたけど、大変だったというよりは、色って奥が深いので、学べば学ぶほど楽しくなりました♪
今回も、参加者の方がつくられたビジュアル資料の確認をさせていただいて、すばらしくわかりやすいものは、他の方にもご紹介し。ちょっぴりわかりにくいものは、率直にお伝えさせていただきました。
そのビジュアルを見せたおかげで、生徒さんが迷子になったら困りますものね。事前に、「どういうものがわかりやすくて、どういうものがわかりにくいのか」の判断基準を講師が持つこと、これがとても大事です。今回は、そこをしっかり理解していただけたと思います^^
フォーマルファッションのビジュアルをつくられた方も!
ギフトパッケージのカラー演習の見本をつくられた方も!
今回は、各々のカラーリストさんの専門分野を決めて。
例えば、ファッション、インテリア、パッチワーク、トールペインティング、キッズ、ブライダル…などなど、こだわりのビジュアル資料をつくり、お互いに見せ合うことで、更に新しい視点を持つことが学びが2倍になりました♡
例えば、色相環を学ぶためのビジュアル資料も、こんなにバリエーションがありました!
私も以前、カルチャースクールで教えていたとき生徒さんの作品を見て、すごく刺激をもらい私の中での配色の引き出しも格段に増えました。
今回は、たった2日間ではありましたが、その引き出しを増やすこともギュッと凝縮して習得していただけたと思います♪
なにより「楽しい!!」「面白い!!」「素敵~!」「キレイ!!」と口々に言いながら夢中で作品をつくるカラーリストさんの姿が見れてよかったです!
やっぱり、教える側が楽しくないと色の楽しさは伝わらないですよね^^
最後の、大人も楽しめる配色効果を体感できる「万華鏡づくり」は、思いのほか、中身のビーズやスパンコール選びに盛り上がり、素敵な作品が完成しました☆
これ、皆さんが万華鏡の中の写真を撮っている様子。ちょっと変な光景ですよね(笑)
こちらが、完成した万華鏡です。一部ですが、ご紹介!
宿題が多くてちょっぴり大変だったと思いますが、皆さんががんばられた分、たくさんノウハウも吸収していただけたと思います!
最後は、オリジナル配色講座の企画も各々に発表していただきました。だいぶ、ご自身の講座を開催するイメージができ、かつビジュアル資料も揃ってきたので、今後はかなり具体的に動き出せるはず^^
ぜひ、開催実現に向けて、がんばってくださいね(^^)/
皆さま、大変お疲れ様でした(*^▽^*)サポートしてくださった明美先生もありがとうございました♡
★次回の【配色完全習得&教え方の秘訣講座】は6月24日(土)25日(日)に、2日間集中講座として開催します!
次回、担当講師は、In-Living-Colorパートナー講師谷口明美先生です♪(私がプロデュースします~)詳細は、こちらをご覧ください!
in-living-color.hatenablog.com
一緒に心ゆくまで配色を楽しみ、味わい、皆さんに楽しくお伝えしていきましょう♡
あなたにお会いできるのを楽しみにしております♪