肌が黄色でもブルーベースが似合う人もいる!?「パーソナルカラープロ養成講座」開催報告!
カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
11月30日、12月1日、2日の3日間で、【パーソナルカラープロ養成講座】を開催しました。
今回は、「他のスクールで学んだけれど、さらにまた学びたい!」という方も2名、ご参加くださいました。(勉強熱心で素晴らしい!)
ですが、既にいろいろ学ばれているだけに質問がマニアック(笑)
①黄みの肌でもブルーベースの人はいるらしいですよね?
②私は日焼けするので、冬の時期と夏の時期と肌色が全然違うんです。冬と夏に2回診断を受けるべきですか?
③自分の肌は黄色いと思ったのに、他スクールの先生にはピンク肌と言われました。人による捉え方の違いをなくす方法ってありますか?
なかなか深い質問!初心者からは出ない質問ですよね~
私はこういうマニアックな質問に答えるのは好きですが(笑)
せっかくなので、カラーを学ぶ方の役に立つかもしれないので、このブログでも答えを書いておきますね。
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①黄みの肌でもブルーベースの人はいるらしいですよね?
【解答】
はい、いらっしゃいます。
通常、パーソナルカラーはなじみの原理に基づいているので、黄みの肌(オークル系の肌)の方は、イエローベースの黄みがかった色が似合う、と紐づけがされています。
ただ、ときどき、黄みの肌の方が、黄みの強いイエローベースの色を当てると、より顔が黄ばんで見えてしまい似合わない。
逆に、ブルーベースの色を当てた方がすっきり見える、というケースがあります。
こういう場合、肌が褐色(色が黒め、日に焼けやすい肌)の場合が多いです。
「パーソナルカラーのなじみの原理(肌、髪、眼の色素に似ている色が似合う)に合わないのでなぜ?」と思うかもしれませんが、そういうケースが実際にあるので、「例外的にあるものなんだ」と認識しておいた方がいいです。
「そんなはずはない」と目の前の見え方を否定して、無理矢理イエローベースの診断に変えたりすると、結果、診断を間違えることもあるので、注意が必要です。
色による顔色の変化というのは複雑なものなので、いつも正当な法則通りに見えるとは限りません。例外もある、ということを経験値で捉えておくことが大事です^^
②私は日焼けするので、冬の時期と夏の時期と肌色が全然違うんです。冬と夏に2回診断を受けるべきですか?
【解答】
「お客様が本当に気になって仕方がない」とおっしゃる場合は、2回受けてもらった方がよいと思います。お客様のご要望に応えるのがコンサルタントですので^^
ただ、基本的には、日焼けをしたとしても、急にサマータイプがオータムタイプに変化するような、真逆に診断が変わることはありません。
例えば、サマータイプで日に焼けていない状態だとパステルカラーが似合っていた人が、日に焼けて褐色の肌になったとしたら、パステルカラーだと物足りなくなって、より鮮やかな色が似合いやすくなった、といった、同じタイプの色の中での変化は起こることもあります。
ピンク肌の人が日に焼ければ、赤っぽい褐色の肌になり。
オークル肌の人が日に焼ければ、黄色っぽい褐色の肌になります。
ピンク肌の人が日焼けしたら、急に黄色っぽい褐色の肌に変わってしまう、ということはありません。もし、黄みっぽく感じたとしたら、茶色になったのでそう見えているだけだと思います。
ですので、「基本的には日焼けしてもタイプは変わりません。ただ、似合う色のトーン(色の調子、薄い色、濃い色、鮮やかな色など)は変わることがあります。」とお伝えしておくとよいですね。
③自分の肌は黄色いと思ったのに、他スクールの先生にはピンク肌と言われました。人による捉え方の違いをなくす方法ってありますか?
【解答】
こういった人による見解の相違が起こる原因は、お互いに感覚で話してしまっているケースがよくあります。
要は、自分が思っている「黄色い肌」と、その先生が思っている「黄色い肌」という色自体の認識が異なっている場合です。そもそも、想定している色が違うわけですから、食い違いが起こって当たり前です。
実際に見ている色は同じなのに、捉え方の違いで、ある人はそれを黄みの肌と言い、ある人はそれをピンク肌と言うこともあるということです。
では、その誤差をなくすにはどうするか?
眼の感覚だけで話をせずに、肌色のカードを当ててチェックすると、客観的に色を確認することができます。
私の授業では、日本色研事業株式会社の配色カード199シリーズで、肌色のチェックをしています。色彩検定の試験でも使う配色カード。そのFL(フレッシュ系)を使います。
上3枚がオークル肌、下3枚がピンク肌。
これを顔にあててみて、どちらが合うかを判断します。
人間の肌は、1色でべた塗りにはなっていず、必ずムラがあるので、1色に絞らず、その方の肌に近い色を3色くらい選びます。
そうすると、オークル系とピンク系のどちらの傾向かがわかります。
あるいは、オークルかピンクかは中間で、カラーカードが明るいものばかりだから、明るい(色白)肌、とか、カラーカードが暗めなものばかりだから、暗い(褐色の)肌、ということが、その方の肌の特徴となる場合もあります。
こんなふうに、肌色を見極めたいときには、単純に見た目でオークルっぽい、ピンクっぽい、と判断せず、ちゃんとカラーカードをあてて、確認してみることが必要です。
こうすることで、人による「黄み」「ピンクみ」の認識の違いをなくすことができます。
また、意外に「見た目で自分が感じているのと違ったりすることもある」ので確認にもなりますので、こういったツールを使って検証するのはとても大事なことですね。
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少人数で開催しているので、こんな細かな、でも確認しないと引っかかってしまう質問にも随時お答えしながら、和気あいあいと講座を進めています。
今回、他スクールで受講された方が、2回目にこの講座を受講された理由の1つは。
「なんとなく似合う色がわかる、のではなく、その根拠をはっきり知りたい」
ということでした。
似合う色の根拠は、人間の持つ色素(肌、眼、髪の色や質感)なのですが、そのチェックの仕方をしっかり教えています。
ドレーピング(似合う色診断用の布を当てること)をしないと似合う色はわからないと言われていますが、本当にしっかり色素のチェックができ、4タイプ(スプリング、サマー、オータム、ウインター)別の色素傾向が認識できれば、顔を見ただけで、似合う色はだいたいわかるようになります。
というお話を体験&説明会でさせていただき、その色素のチェック体験をしていただいた結果、「ここで勉強したい!」と、お申し込みをいただきました。
ですので、色素の質問には、かなり丁寧にお答えしています。
なぜなら、似合う色診断の大事な要素の1つが「色素チェック」だからです^^
そんなパーソナルカラープロ養成講座ですが、今回は、参加者さんの似合う色診断がプロの私でも難しかった!!その理由とは?
長くなってしまったので、今回の事例は、また次回のブログで書きますね。ご興味のある方は、読んでみてください。正確な似合う色診断をするためのヒントにもなると思います♪
★パーソナルカラープロ養成講座2日目「カラーのプロでも迷う!似合う色診断が難しいモデルさんの事例」の報告レポートはこちら
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